
(ほんごう たくや)
株式会社SAC Technologies 代表取締役
システムトレードとAPI連携サービスの専門家。システムトレードソフトウェア「iTRADE」の運営に携わり、個人投資家向けの自動売買システムを支援。三菱UFJ eスマート証券の信用ロボアドの運営にも関与し、APIを活用した取引サービスの企画・展開を主導。
執筆者: 本郷卓也|株式会社SAC Technologies 代表取締役| プロフィール詳細
(システムトレードソフトウェア「iTRADE」の運営に携わり、株トレンド指数を用いた分析を担当。)
日経平均株価は7/15に一時6万8752円まで戻す場面がありましたが、7/16には6万6836円まで急落し、7/8に付けた安値水準まで値を戻しました。
株トレンド指数で見ても、上に戻る勢いを示す指数は低水準にとどまる一方、下値では底値指数が上向いています。下げ止まりを意識した動きも出てきていますが、反発の裏付けとしてはまだ力不足な状況です。
この記事は、独自の株トレンド指数を用いた分析レポートの一部です。すべての予測実績検証は過去の分析レポート一覧からご覧いただけます。
そこで今回も相場の動きを数値で見える化した「株トレンド指数」をもとに、今週の株式市場の動向や、来週の日経平均株価と株式市場全体の見通しについて分析します。
反発一服、安値圏を試す日経平均。株トレンド指数が示す全体像
こちらをご覧ください。こちらは直近2週間の日経平均株価と株トレンド指数の状況です(株トレンド指数の算出ロジックと運用実績はこちら)。

株トレンド指数は、以下のような4つの指数で構成されています。
・天井指数|相場全体の上昇トレンドが終焉する傾向を示す(目安:「170」付近)
・底値指数|相場全体が底値に近づき適正株価まで回復する傾向を示す(目安:「220~420」付近)
・押し目買い指数|押し目買い戦略が機能しやすい傾向を示す(目安:「30」に近い水準)
・空売り指数|相場全体の上昇にブレーキが掛かる傾向を示す(目安:「50」付近)
>>株トレンド指数の算出ロジックと運用実績はこちら
上に戻る力はまだ乏しい
上昇トレンド中の銘柄動向を示す天井指数は、7/6の74から7/16には14まで低下し、該当する銘柄は限られています。あわせて空売り指数も35→14へ低下しており、上昇にブレーキをかける過熱感も収まっています。
下げ止まりの芽は大きくなりつつある
一方、逆張り候補となる銘柄動向を示す底値指数は7/15の10から7/16には28まで上昇し、直近2週間で最も高い水準になりました。下値で拾われ始めている銘柄が増えている可能性がありますが、押し目買い指数は7/16時点で3にとどまっており、明確な反発のサインが出ているとまでは言えない状況です。
【来週の予想レンジ】日経平均株価は6万9000円~下値:6万5500円
過熱感はかなり解消されている一方、下げ止まりの裏付けもまだ強いとは言えない状況です。この状況をふまえて、来週の日経平均株価のレンジを予測すると、以下の範囲を推移すると分析します。
▼来週の日経平均株価の予想レンジ
6万9000円~下値:6万5500円
あくまで目安であり、絶対的な予測ではありません。
【最新】投資主体別売買動向
補足として、株式市場全体の最新の需給バランスも見ておきましょう。

海外投資家は買い越しを拡大
トレーダーズウェブの投資主体別売買動向(直近公表分:7月6日~10日週)によると、海外投資家は4,930億円の買い越しとなり、前週(6月30日~7月3日週)の3,662億円からさらに買い越し額を拡大しました。
個人投資家の売り越しは大幅縮小
一方で個人投資家は638億円の売り越しにとどまり(現金1,501億円・信用863億円)、前週の6,369億円の大幅売り越しからは売り圧力がかなり和らいでいます。
来週の見通しへのヒント
海外投資家の買いが来週も続くかどうかが、下値を試す動きを食い止められるかの鍵になりそうです。
まとめ:底値固めの兆しは出るも、反発の確証はこれから
日経平均は7/15の戻りも長続きせず、7/16には7/8の安値水準まで逆戻りしました。ただし底値指数が上向き始めていることと、個人投資家の売り圧力が和らいでいる点は、下支え材料として来週も注目したいところです。
この記事は、独自の株トレンド指数を用いた分析レポートの一部です。すべての予測実績検証は過去の分析レポート一覧からご覧いただけます。
▼ご注意▼
※1.こちらの分析結果はあくまでも日本株市場全体の傾向をもとにした内容です。個別株の動向と必ずしも一致するわけではありません。あくまでも市場全体の動向として、ご参考くださいませ。
※2.本記事は2026/7/16(木)時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。データや分析内容については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
当記事は、特定の銘柄の売買を推奨するものではなく、情報提供を目的としています。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。当記事によって生じた損害等について、当社は一切の責任を負いかねます。


