執筆者: 本郷卓也|株式会社SAC Technologies 代表取締役| プロフィール詳細
(システムトレードソフトウェア「iTRADE」の運営に携わり、株トレンド指数を用いた分析を担当。)

日経平均株価は前回配信(10/9)の基準日だった10/8の6万9042円から、10/15には6万4426円まで下落しました。とくに10/15は前日比3318円安(-4.9%)と急落し、前回の予想レンジ(7万1000円~下値6万7500円)の下限を大きく割り込んでいます。

株トレンド指数では、底値指数が直近2ヶ月で最も高い水準まで上昇しており、下げ止まりの芽が出始めています。ただし明確な底打ちとまでは言えない状況です。

この記事は、独自の株トレンド指数を用いた分析レポートの一部です。すべての予測実績検証は過去の分析レポート一覧からご覧いただけます。

そこで今回も相場の動きを数値で見える化した「株トレンド指数」をもとに、前回配信(10/9)からの株式市場の動向や、来週の日経平均株価と株式市場全体の見通しについて分析します。

急落後の株トレンド指数は、底値指数の上昇が目立つ

こちらをご覧ください。こちらは直近10営業日(10/1〜10/15)の日経平均株価と株トレンド指数の状況です(株トレンド指数の算出ロジックと運用実績はこちら)。

市場動向と日経平均株価の変動
市場動向と日経平均株価の変動

株トレンド指数は、以下のような3つの指数で構成されています(この他にプロフェッショナル版限定の上位指数もあります)。

・天井指数|相場全体の上昇トレンドが終焉する傾向を示す(目安:「170」付近)
・底値指数|相場全体が底値に近づき適正株価まで回復する傾向を示す(目安:「220~420」付近)
・押し目買い指数|押し目買い戦略が機能しやすい傾向を示す(目安:「30」に近い水準)
>>株トレンド指数の算出ロジックと運用実績はこちら

日経平均は前回の予想レンジ下限を割り込んで急落

日経平均株価は、10/8の6万9042円から10/9に6万9031円とほぼ横ばいだったあと、10/13に6万7778円(前営業日比-1.8%)、10/14に6万7744円と下げ、10/15に6万4426円まで急落しました。10/8からの下落幅は4616円(約6.7%)で、終値としては9/17(6万4136円)以来の安値水準です。

前回(10/9版)は高値圏でのもみ合いを想定し、予想レンジを7万1000円~下値6万7500円としていました。10/9・10/13・10/14の終値は6万7744円~6万9031円とレンジ内で推移しましたが、10/15は下限を割り込んで引けています。

天井指数は、10/8の15から10/9に35へ上昇したあと、10/15は16でした。目安の170付近にはほど遠く、上昇トレンドの終焉を示すサインというより、すでに下落した後の水準です。

底値指数が24まで急上昇、ただし明確な底打ちとは言えない

底値指数は10/14の8から10/15に24へ急上昇し、直近2ヶ月で最も高い水準となりました。急落で逆張り候補の銘柄が増えていることを示しています。ただし底値指数の目安(220~420)にはほど遠く、明確な底打ちのサインとまでは言えません。

押し目買い指数は10/8の27から、10/9に13、10/15は17と推移しており、目安(30に近い水準)にはまだ届いていません。

【来週の予想レンジ】日経平均株価は6万6500円~下値:6万2500円

このように前回配信以降の日経平均株価は、10/15に急落して前回の予想レンジ下限を割り込みました。株トレンド指数では底値指数が上昇してきたものの、明確な底打ちのサインは出ていません。来週は急落後の戻りと再下落が交錯する、不安定な展開を想定します。この状況をふまえて、来週の日経平均株価のレンジを予測すると、以下の範囲を推移すると分析します。

▼来週の日経平均株価の予想レンジ
6万6500円~下値:6万2500円

あくまで目安であり、絶対的な予測ではありません。指数の状況が変わり次第、見方も更新していきます。

まとめ:急落後は下げ止まりの兆しを見極める局面

日経平均は10/15に前日比4.9%安と急落し、前回の予想レンジ下限を割り込みました。株トレンド指数では底値指数が直近2ヶ月で最も高い水準まで上昇しましたが、明確な底打ちのサインとまでは言えません。来週は急落後の戻りと再下落が交錯する展開を想定し、底値指数や押し目買い指数がさらに上昇するかどうかに注目したいところです。

この記事は、独自の株トレンド指数を用いた分析レポートの一部です。すべての予測実績検証は過去の分析レポート一覧からご覧いただけます。

▼ご注意▼
※1.こちらの分析結果はあくまでも日本株市場全体の傾向をもとにした内容です。個別株の動向と必ずしも一致するわけではありません。あくまでも市場全体の動向として、ご参考くださいませ。
※2.本記事は2026/10/15(木)時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。データや分析内容については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

【最終的な投資判断について】

当記事は、特定の銘柄の売買を推奨するものではなく、情報提供を目的としています。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。当記事によって生じた損害等について、当社は一切の責任を負いかねます。