本郷 卓也
(ほんごう たくや)

株式会社SAC Technologies 代表取締役
システムトレードとAPI連携サービスの専門家。システムトレードソフトウェア「iTRADE」の運営に携わり、個人投資家向けの自動売買システムを支援。三菱UFJ eスマート証券の信用ロボアドの運営にも関与し、APIを活用した取引サービスの企画・展開を主導。

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    執筆者: 本郷卓也|株式会社SAC Technologies 代表取締役プロフィール詳細
    (システムトレードソフトウェア「iTRADE」の運営に携わり、株トレンド指数を用いた分析を担当。)

    日経平均株価は9/10の6万5270円から9/11に6万4011円へ急落し、9/14・9/15には6万3484円まで水準を切り下げました。ただしそこが目先の底となり、9/16は6万3923円、9/17は6万4136円と2営業日続けて切り返しています。

    急落からの戻りは出ているものの、その戻りが本物かどうかはまだ見極めが必要な局面です。

    株トレンド指数で見ても、上昇シグナルは断続的に点灯しているものの、過熱感を伴う強い戻りとまでは言えない状況が確認できます。

    この記事は、独自の株トレンド指数を用いた分析レポートの一部です。すべての予測実績検証は過去の分析レポート一覧からご覧いただけます

    そこで今回も相場の動きを数値で見える化した「株トレンド指数」をもとに、今週の株式市場の動向や、来週の日経平均株価と株式市場全体の見通しについて分析します。

    急落から切り返すも、株トレンド指数はまだ様子見のサイン

    こちらをご覧ください。こちらは直近2週間の日経平均株価と株トレンド指数の状況です(株トレンド指数の算出ロジックと運用実績はこちら)。

    市場動向と日経平均株価の変動
    市場動向と日経平均株価の変動

    株トレンド指数は、以下のような3つの指数で構成されています(この他にプロフェッショナル版限定の上位指数もあります)。

    天井指数|相場全体の上昇トレンドが終焉する傾向を示す(目安:「170」付近)
    底値指数|相場全体が底値に近づき適正株価まで回復する傾向を示す(目安:「220~420」付近)
    押し目買い指数|押し目買い戦略が機能しやすい傾向を示す(目安:「30」に近い水準)
    >>株トレンド指数の算出ロジックと運用実績はこちら

    戻りは出ているが過熱感は伴わない

    上昇トレンド中の銘柄動向を示す天井指数は、9/11の6から9/14には20まで上昇し、9/15は6、9/16は4を経て9/17には再び19まで上がっています。一方、上昇にブレーキをかける空売り指数は9/7の11から9/17の5まで一貫して低下しており、天井指数ほど強い過熱感は伴っていません。

    下げ止まりの気配はわずかに出ている

    一方、逆張り候補となる銘柄動向を示す底値指数・押し目買い指数は、9/11の急落を境に8・5、9・8とやや水準を切り上げましたが、9/16・9/17には6・5、5・5まで落ち着いています。明確な反発シグナルというより、下げ止まりの気配がわずかに出た程度にとどまっています

    【来週の予想レンジ】日経平均株価は6万5800円~下値:6万3000円

    このように今週の株式市場は、急落からの戻りは出ているものの、株トレンド指数からはまだ強い方向感は読み取れません。個人投資家の買い支えが来週も続くかどうかが、下値を維持できるかの分かれ目になりそうです。この状況をふまえて、来週の日経平均株価のレンジを予測すると、以下の範囲を推移すると分析します。

    ▼来週の日経平均株価の予想レンジ
    6万5800円~下値:6万3000円

    あくまで目安であり、絶対的な予測ではありません。指数の状況が変わり次第、見方も更新していきます。

    【最新】投資主体別売買動向

    補足として、株式市場全体の最新の需給バランスも見ておきましょう。

    海外投資家は売り越しに転換

    トレーダーズウェブの投資主体別売買動向(直近公表分:9月7日~11日週)によると、海外投資家は3037億円の売り越しとなり、前週(8月31日~9月4日週)の6893億円の大幅買い越しから一転しています。

    個人投資家の買い支えが続く

    一方で個人投資家は4491億円の大幅買い越し(現金748億円・信用3744億円)となっており、前週のほぼ横ばい(19億円の売り越し)から一転、海外投資家・法人(6413億円の売り越し)の売りを個人投資家が吸収する構図が続いています。

    投資主体別の売買推移
    投資主体別の売買推移

    来週の見通しへのヒント

    この個人投資家の買い支えが続くかどうかが、来週の下値を左右しそうです。買いが続かなくなった場合は、下値の目安も見直しが必要になります。

    ※出典:投資主体別売買動向|トレーダーズ・ウェブ

    まとめ:戻りが続くかどうかは個人投資家の買い支え次第

    日経平均は急落から切り返しましたが、株トレンド指数からは強い方向感がまだ読み取れません。海外投資家・法人の売り越しを個人投資家が吸収する需給構図が来週も続くかどうか、注目したいところです。

    この記事は、独自の株トレンド指数を用いた分析レポートの一部です。すべての予測実績検証は過去の分析レポート一覧からご覧いただけます

    ▼ご注意▼
    ※1.こちらの分析結果はあくまでも日本株市場全体の傾向をもとにした内容です。個別株の動向と必ずしも一致するわけではありません。あくまでも市場全体の動向として、ご参考くださいませ。
    ※2.本記事は2026/9/17(木)時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。データや分析内容については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

    最終的な投資判断について】

    当記事は、特定の銘柄の売買を推奨するものではなく、情報提供を目的としています。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。当記事によって生じた損害等について、当社は一切の責任を負いかねます。